『津軽ねぷた論攷 黒石 

《分銅組若者日記解》』

抜粋紹介のページ

1995年、黒石ねぷた祭り主催者の(社)黒石青年会議所創立40周年記念事業として「津軽ねぷた論攷 黒石 分銅組若者日記解」(現弘前学院大学 地域研究所所長 笹森建英著)は、出版されました。

かねてよりこの本のデジタル化を目論んでおりましたが、2003年夏デジタル化し、さらにこの本の内容に、黒石ねぷた祭りのビデオ2002年,2003年分を加えてより楽しいCD版を作成しました。

古くからこの分銅組若者日記の存在は知られていたのですが、ねぷた論攷の様にねぷただけに焦点を絞って紹介したのは初めてのことです。また、ねぷたの題材、大きさそれに関わる出来事などもねぷた論攷の本文で研究されてあります。以下をクリックして参照できます。

また、この本の中から付録部分(ねぷたの作り方などを含む)や本文より紹介を兼ねて今回このホームページに抜粋版を製作しました。クリックして内容等を確認の上お楽しみ下さい。

 

 これは、「津軽ねぷた論攷 黒石 分銅組若者日記解」の表と裏表紙の写真ですが、現代美術家村上善男氏の弘前大学教授時代のデザイン協力のものです。

なお、「分銅組若者日記」とは、江戸末期から明治初期にかけて、黒石藩の町火消し「分銅組」の若者がつけていた日記のことです。日常の出来事から年当初の占い、火事の状況など細々と書かれてあり、この中に江戸時代の黒石のねぷたの絵柄が100点発見され「津軽ねぷた論攷」で紹介する事となったのでした。

また、この時代消防組は、火を消すばかりでなく、若者に読み書きや礼儀作法等を教えたりする町民生活には無くてはならない組織であり、この日記でも、「ねぷた祭り」のことを「七夕祭り」と記述していました。これにも当然訳があるのですが、これらのことも本文からうかがい知ることが出来ます。また、江戸時代黒石では、消防組はねぷたが火を取り扱う事もあって、この七夕祭りをしきっていました。

 

なお写真などは、小さいファイルにしてありますが、動画ファイルの大きい物は多少時間のかかる場合があります。

また、WVM形式ですが、自動で開かない場合は、ファイルを保存してからメデイアプレイヤー9で開いてお楽しみ下さい。

個人で楽しむ以外は、著作権がありますので連絡をお願い致します。